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住職の顔の見える寺をめざして 

法話Buddhist sermon



笑顔


曹洞宗松雲山長光寺 
         住職 福島 伸悦

私は、お仏壇、あるいはお墓の前で、「おかげさまで家族みんな元気にやっています。ありがとうございます。」と手を合わせます。両親はじめご先祖様に見守られ生かさせていただいていることへの感謝の気持ちです。仏の世界から両親はどんな気持ちで私たちを見守ってくれているのだろうかと私なりに考えてみました。きっと「みんな健康で仲良く幸せに暮らしてほしい。」という願いを持っておられるのだろうと想像するのです。もし自分が仏の世界に行ったならそんな気持ちで家族を見守りたいと思います。ですから私たちは両親や先祖様のそのような思いに応えられるような生き方をしなければならないと思うのですがいかがでしょうか。では、幸せに生きるようにとの願いにこたえるにはどうすればよいのでしょう。お釈迦様の願いがまさに万人が幸せになることを望んでおられ、そのための教えを残してくださっておられるのです。オレがオレがと自分だけの幸せをつかもうとするとスルスルと幸せは逃げて行ってしまいます。しかし、みんなの幸せが自分の幸せ、みんなの喜びが私の喜びと思えるような生き方をしていると幸せは向こうからやってくるのです。具体的にどうすればそんな生き方ができるかというと、日常で笑顔を絶やさないことです。人と接するとき温和な顔でニコニコすると相手も心が開き、いい関係を作ることができます。これを「和顔施」と言います。ちっちゃな事かもしれませんが、ギスギスした社会を正しい方向へ動かす大きな力となります。この実践行は、新型コロナ禍で今ほど必要とされているのではないかと思います。毎日、鏡の前で笑顔の練習をしてみてはいかがでしょうか。

 

           

 法話 (Buddhist sermom)バックナンバー

 発行日  法 話 名
2020.10月 笑顔 NEW
2020.5月 新型コロナに思う  
2020.3月 写真 
2020.1月  ちちんぷいぷい 
2019.10月 一即多・他即一 
2019.7月 柵(しがらみ) 
2019.3月  一番よくある後悔 
2019.2月 アイサイト 
2018.11月 無の功徳 
2018.9月 スーパーボランティア 
2018.7月 イチローの3000本安打 
2018.5月  善玉・悪玉 
2018.3月  心の断捨離 
2018.2月  忖度は損得か? 
2018.1月  陽転思考 
2017.12月  対大己法 
2017.11月 芸術は爆発だ! 
2017.10月 おもいやり 
2017.9月 美味しいワイン
2017.8月 怒りの心 
2017.7月  泥中の華 
2017.6月  その一言  
2017.3月 ギアチェンジ   
2017.1月 魔法の言葉
2016.9月 かたち 
2016.5月 笑って大往生 
2016.2月 三猿
2015.12月  色即是空 空即是色
2015.11月  スマイル
2015.4月 「サル化」する人間社会
2014.4月  「而今(にこん)・・・今でしょ」
2014.1月  鼻尖(びせん)恐怖症
2013.6月 「あたりまえ」の大切さ
2012.11月  幸せの座標軸
2012.5月  一歩踏み出す勇気


 

福島伸悦(ふくしましんえつ)住職 プロフィール 
  

長光寺住職(曹洞宗僧侶)。
1952年(昭和27)埼玉県行田市生まれ。
74年駒澤大学仏教学部禅学科卒業、76年曹洞宗大本山永平寺安居修了。80年曹洞宗教化研修所修了、同年5月アメリカ布教のため、曹洞宗北米開教総監部ロスアンゼルス禅宗寺に駐在国際布教師として赴任。82年83年全米アマチュアダンス選手権チャンピオン。90年興徳寺住職として帰国。2005年SOTO禅インターナショナル会長。
現在は、長光寺住職・興徳寺・東泉寺兼務住職を務めるかたわら、SOTO禅インターナショナル相談役、行田市仏教会会長を務める。
香道・茶道・俳句など文化芸術への関心も高い。また、地域社会では、出会いと人の輪づくりを目的としたスターダスト・ヒューマン・ネットワーク・ディレクター。


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福島伸悦 著書




 随流去
幸せに生きる禅の智慧

 
(MOKU選書)
   1620円
(税別)
「流れるままに」
  (北米開教総監部)
   非売品
「道元の世界
 現代に問いかける禅」

  (共著:NHK出版)
   1600円
(税別)