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住職の顔の見える寺をめざして 

法話Buddhist sermon


陽転思考


曹洞宗松雲山長光寺 
         住職 福島 伸悦

 

  

 

陽転思考という言葉がふと目に留まった。これもご縁なのかもしれない。調べてみると故松下幸之助氏の教えであることが分かった。人生は思い通りにならないものであるというのがお釈迦様のお悟りです。一生懸命頑張ったとしてもその結果は必ずしも自分の思い通りにならないものです。そこで、出てきた結果を全て受け止めることが出来るかどうかです。悪い結果だと自分ではなく何か他のものに原因があるように思いたいものです。でなくて、その結果を全て素直にあるがままに受け止めることが出来た時、何物にもとらわれない絶対の自由が獲得できるというのが真の「陽転思考」の極意という事です。つまり、悪い結果でも、それは天が自分与えた成長する試練だと感謝して後ろ向きにならないことです。

 松下幸之助氏は、採用試験では必ず自分は運がいいかどうかを聞き、運が悪いと答えた人は採用しなかったという事です。松下氏は、自分の経験から運がいいと信じた人だけが自らの道を切り開くことが出来るという考え方を持っていたのだと思います。陽転思考とは、絶望したり苦しんだりした時にそこから逃げるのではなく真正面からその状況を受け止めて、陽の方向性に導くというものです。一つの事実があっても、その見方は一つではありません。プラスに考えてもマイナスに考えても起こった事実が変わらないのであれば、プラスに考えた方が人生はうまくいくはずです。
 自分の人生を振り返ってみると、何か起こっても色々な出会いの中で色々な人たちに助けてもらったことがたくさんあります。いつも自分は幸せ者で運がいいと思っています。
 何か大きなものに支えられている自分がいて、物事を明るく肯定的に考えることができるのも人生を楽しく送るコツなのかもしれません。

           

 

剃髪をして法衣を着、袈裟をかけ、自然と歩き方も違い、法話 (Buddhist sermom)バックナンバー

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2017.9月 美味しいワイン
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 2014.1月  鼻尖(びせん)恐怖症
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 2012.11月  幸せの座標軸
 2012.5月  一歩踏み出す勇気


福島伸悦 著書




 随流去
幸せに生きる禅の智慧

 
(MOKU選書)
   1620円
(税別)
「流れるままに」
  (北米開教総監部)
   非売品
「道元の世界
 現代に問いかける禅」

  (共著:NHK出版)
   1600円
(税別)






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